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「自由な建築家に」建築家兼起業家を目指すT.Tです。

一級建築士の学科試験、法規科目における法令集の線引きについて、実務の視点から整理します。

法令集の線引きに、どこまで時間をかければいいのか分からない。

線引きをやり込んでも、法規の得点が安定しない。
と悩んでいる方に
病院や学校を多く手がける組織設計事務所で働く一級建築士の私が
一級建築士の学科試験における法令集の線引きについて、実務の視点から解説します。
- 法令集の線引きに時間をかけすぎている人
- 線引きのやり方に迷っている人
- 法規の得点が安定しない人
次のいずれかに当てはまる方は、ぜひ最後までご覧ください。
- 線引きが必要とされる理由
- 線引きにかける時間の目安
- 線引き以外に時間を使うべきところ
線引きとの付き合い方を見直すきっかけとして、参考にしていただければと思います。
それでは、順に見ていきます。今回は下記の順に整理しました。
- 法令集の持ち込みルールを確認する
- 線引きは何のためにするのか
- 線引きにかける時間の目安
- 線引き以外に時間をかけるべきところ
法令集の持ち込みルールを確認する
一級建築士の学科試験は、学科I〜Vの5科目に分かれています。
このうち学科III「法規」だけは、法令集の持ち込みが認められています。
建築技術教育普及センターの公式案内でも、法令集は2冊まで使用できるとされています。
使用する法令集に付随する追録や訂正表も、あわせて持ち込める扱いです。
ただし線引きに使えるマーカーの色数や書き込みの範囲には、細かい規定があります。
この規定は年度ごとの受験要領で示され、変更されることもあります。
線引きを始める前に、必ずその年の公式要領を確認してください。
学科試験は5科目で構成され、配点は計画と環境設備が各20点、法規と構造が各30点、施工が25点です。
法規は構造と並んで最も配点が高い科目にあたります。
配点の大きさから、法規で得点を安定させることは合格に直結しやすいといえます。
法規は、暗記量そのものより「必要な条文を素早く引けるか」で差がつく科目です。
線引きは、この「引く速さ」を上げるための手段のひとつにすぎません。
線引き自体が目的化すると、本来の狙いを見失いやすくなります。
質問: 法令集の持ち込みや線引きのルールは年度で変わることがあります。実際に受験したときは、どの法令集を使い、線引きの範囲をどう確認しましたか。
T.T: 使用した法令集の出版社と、線引きが許される範囲は、受験する年の公式要領で毎回確認していました。前年までの情報をそのまま信じず、直前に読み直す習慣にしていました。
線引きは何のためにするのか
線引きの目的は、条文を丸ごと覚えることではありません。
試験本番で、必要な条文にすぐたどり着けるようにすることです。
法規の問題は、条文を読み解く時間との勝負になります。
頻出条文や、関連条文を見落としやすい箇所に、あらかじめ印をつけておきます。
そうすることで、試験中に条文を探す時間を削れます。
ただ、線引きの量を増やすほど良いというわけではありません。
印が多すぎると、かえってどこが重要なのか分かりにくくなります。
色を何種類も使い分ける方法もありますが、増やしすぎると本番で迷う原因になります。
私は、重要度に応じて2色程度に絞り、それ以上は増やさないようにしていました。
学科全体の勉強法については、以前の記事でも整理しています。
法規も含めた学科全体の進め方は、この記事とあわせて読んでいただくと分かりやすくなります。
線引きにかける時間の目安
線引きにどれくらい時間をかけるべきかは、よく聞かれる質問です。
私の実感では、線引きだけに何十時間もかける必要はありません。
一冊を仕上げるまでに何周したかより、本番で使えるかどうかが重要です。
過去問を解きながら、間違えた箇所や迷った箇所に線を足していきます。
一度で完成させようとせず、演習の中で少しずつ育てていく感覚です。
線引きに時間をかけすぎて、演習量そのものが減っては本末転倒です。
目安としては、演習と並行して進め、演習の時間を削らないようにすることです。
法規の学習時間全体のうち、線引きに割く時間は一部にとどめる意識を持ってください。
残りの時間は、条文を実際に引いて解く演習に充てるほうが得点につながります。
質問: 線引きは何周くらいしましたか。途中でやめた部分や、力を入れなかったところはありますか。
T.T: 法令集全体を均等に仕上げようとはせず、過去問演習で実際に使った条文から順に線を足していきました。出題頻度の低い箇所は、最後まで手をつけないままでした。
線引き以外に時間をかけるべきところ
線引きに時間を使いすぎると、他の学習に手が回らなくなります。
法規は配点が高い科目ですが、他の4科目の対策も欠かせません。
一級建築士を取り切れる人の特徴についても、以前の記事でまとめています。
そこでも触れていますが、特定の科目だけに偏らない配分が合格につながります。
線引きは、あくまで法規の得点を安定させるための準備のひとつです。
全体の学習時間の中で、線引きに割く比率をあらかじめ決めておくことをおすすめします。
迷ったときは、線引きより過去問演習を優先する判断でよいと考えています。
計画や環境設備、施工といった他科目にも、それぞれ得点を伸ばす余地があります。
法規に時間をかけすぎて他科目が手薄になると、総合点で伸び悩む結果になりかねません。
まとめ
今回は一級建築士の学科試験における法令集の線引きについて解説しました。
線引きは、法令集を素早く引くための手段であり、それ自体が目的ではありません。
時間をかけすぎず、過去問演習と並行して育てていく進め方が現実的です。
法規だけに時間を割きすぎず、他科目とのバランスも意識してください。
線引きとの付き合い方を見直すきっかけとして、参考にしていただければと思います。
線引きのやり方に絶対の正解はなく、演習を重ねながら自分に合う形を探していくものだと感じています。
独学での進め方に不安がある場合は、通信講座を検討する方法もあります。
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今回の記事は以上です。ここまでお読みいただきありがとうございました。
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