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一級建築士は独学で合格できる?成立する条件とやめた方がいい人

一級建築士は独学で合格できる?成立する条件とやめた方がいい人

いつもご覧いただきありがとうございます。

T.T
T.T

「自由な建築家に」建築家兼起業家を目指すT.Tです。

トラちゃん
トラちゃん

独学だけで一級建築士に受かるのだろうか。

トラちゃん
トラちゃん

講座の受講料は高いし、できれば独学で済ませたい。

と迷っている方に

病院や学校を多く手がける組織設計事務所で働き、独学と講座を組み合わせて学科を突破した一級建築士の私が

一級建築士試験における独学が成立する条件について、実務の視点から解説します。

あまり語られませんが、独学が向く人と向かない人ははっきり分かれます。

次のいずれかに当てはまる方は、ぜひ最後までご覧ください。

  • 独学だけで一級建築士に挑戦しようか迷っている人
  • 教材費や受講料を、できるだけ抑えたい人
  • 学科は独学、製図は講座、という組み合わせを検討している人
  • 独学で詰まりやすい科目を先に知っておきたい人
今回の記事でわかること
  • 独学が成立する条件
  • 独学に向かない人の特徴
  • 学科と製図で判断を分ける理由

独学と講座、どちらを選んでも後悔しないための判断材料になればと思います。

それでは、順に見ていきます。まず押さえておきたいのは、下記の条件です。

独学が成立する条件
  1. 法規の暗記を毎日続けられる
  2. 学習計画を自分で組み直せる
  3. 製図は客観的に添削してくれる人を確保できる
  4. 分からない箇所を自力で調べきれる

先に正直なことをお伝えします。

独学が難しいのは、意思の弱さではなく仕組みの弱さです。

学科の勉強法そのものについては、下記の記事で詳しく紹介しています。

『一級建築士』学科の必勝パターン

独学に不安がある方は、一級建築士の講座を資料請求から検討してみてください

 独学が成立する条件

一級建築士試験は、学科と設計製図の二段構えです。

資格予備校各社が示す必要な勉強時間は、建築の基礎知識がある人で700時間、初学者なら1000時間から1500時間が目安とされています。

1年で1000時間を確保するなら、平日と休日を合わせて1日平均3時間ほどが必要な計算です。

この量の暗記と演習を、一人で継続できるかどうかが最初の分かれ道です。

私が実際にうまくいったのは、法規と構造の暗記を独学で回した部分でした。

過去問を繰り返し解いて、間違えた箇所だけをノートにまとめ直す方法です。

法規は条文の位置さえ覚えれば、独学でも十分に得点源になります。

計画や環境設備のように出題範囲が広い科目も、独学と相性が良い分野です。

皆さんも、まず自分がどの科目を一人で伸ばせそうか、棚卸ししてみてください。

具体的には、模試や過去問の得点を科目ごとに分けて記録すると分かりやすくなります。

安定して点が取れる科目は独学、伸び悩む科目は講座の解説に頼る、という切り分けです。

この切り分けを早い段階でやっておくと、独学の限界に後から気づいて焦らずに済みます。

【体験メモ】

質問: T.Tさんは実際に、独学部分と講座部分をどう切り分けましたか。独学で特に詰まった科目や、逆に独学が向いていた科目があれば教えてください。

T.T: 私は独学ではないですが、法規と構造の暗記は過去問中心にほぼ人に頼らず進め、施工と計画の一部は講座しっかり聞いて補いました。最も苦戦したのは、初見の応用問題に対応する力でした。暗記した知識を組み合わせて答える設問は、一人で気づける間違いのパターンに限界があったためです。

 独学に向かない人の特徴

一方で、独学に向かない人にも共通する特徴があります。

まず、学習計画を自分で立てた経験がほとんどない人です。

一級建築士の出題範囲は広く、計画を誤ると特定の科目に時間が偏ります。

残業が多く、勉強時間を固定できない人も苦戦しやすい傾向にあります。

計画が崩れたときに、自力で立て直す判断まで求められるためです。

もうひとつは、設計製図の答案を自分だけで見直している人です。

製図は、自分では気づきにくい癖やミスが答案に出やすい試験です。

ただ、身近に一級建築士がいて添削を頼める場合は、話が変わります。

その場合は、製図も独学に近い形で進められる人もいます。

さらに、周囲に同じ試験に挑む仲間がいない環境も、独学を難しくする要因です。

モチベーションが下がったときに、進み具合を比べる相手がいないためです。

講座には、その環境を仕組みとして用意しているところが多くあります。

一級建築士に挑戦した際にやらなかったことは、下記の記事にまとめています。

一級建築士を挑戦した人がやらなかったこと 前編

 学科と製図で判断を分ける

独学か講座かは、学科と製図で分けて考えるのが現実的です。

建築技術教育普及センターが公表している数字を見ておきます。

  • 令和7年 学科の試験 実受験者 27,489人/合格者 4,529人/合格率 16.5%
  • 令和7年 設計製図の試験 実受験者 11,381人/合格者 3,988人/合格率 35.0%
  • 令和7年 総合の合格率 11.4%
  • 令和8年 学科の試験 実受験者 29,094人/合格者 7,619人/合格率 26.2%

出典は建築技術教育普及センター「一級建築士試験 試験結果」、令和8年の数字は国土交通省の報道発表資料です。

学科は年によって合格率が大きく動くことが分かります。

つまり、知識量に加えて、その年の問題傾向に対応できるかも問われます。

なお、令和8年の学科試験は7月26日に実施され、9月2日に合格発表がありました。

設計製図試験はこれから10月11日に実施され、合格発表は12月下旬の予定です。

これから学科に挑戦する場合、次に受けるのは来年(令和9年)の試験です。

日程は毎年変わるため、建築技術教育普及センターの公式サイトで必ず確認してください。

この差を踏まえると、学科は独学で挑み、製図だけ講座を頼る選び方も現実的です。

教材費を抑えながら、答案の弱点だけ客観的に補える組み合わせだからです。

逆に、法規や構造の暗記が苦手な人は、学科から講座に頼る方が近道です。

一級建築士を取り切った人の思考に共通する点は、下記の記事で紹介しています。

一級建築士を挑戦した人がやらなかったこと 後編

【体験メモ】

質問: 学科と製図、それぞれどこまでを独学、どこからを講座に頼りましたか。もし今から挑戦し直すなら、配分を変えますか。

T.T: 私は独学ではないですが、学科は暗記量が多いぶん自分でやる比重を高くし、製図は答案の癖を自分では見抜けなかったため講座の添削に頼りました。今から挑戦し直すとしても、この配分は大きく変えないと思います。

 まとめ:条件を確かめてから選ぶ

今回は一級建築士における独学が成立する条件について解説しました。

独学が成立する条件
  1. 法規の暗記を毎日続けられる
  2. 学習計画を自分で組み直せる
  3. 製図は客観的に添削してくれる人を確保できる
  4. 分からない箇所を自力で調べきれる

独学と講座、どちらを選んでも後悔しないための判断材料になればと思います。

教材の値段で選ぶよりも、自分がどこで一人になれないかを先に見極めてください。

学科は独学、製図だけ講座、といった部分的な使い方も十分に成立します。

『敵を知り己を知れば百戦して殆うからず』

「孫子・謀攻編」に見える格言です。これを機に、勉強の進め方を見直してみてください。

今までの固定観念や成功体験に囚われず、配分を変えてみるのも一つの手です。

設計の仕事で長く役に立つ資格です。独学に不安がある部分だけ、講座の資料請求で補ってみてください

今回ふれた通信講座

受講料と学習の進め方は、公式サイトで最新の内容を確認してください。スタディングの一級建築士講座を見る

スタディング 一級建築士講座

今回の記事は以上です。ここまでお読みいただきありがとうございました。

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