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「自由な建築家に」建築家兼起業家を目指すT.Tです。

転職したいけど、何から始めればいいのだろう。

エージェントってたくさんあって、どれを選べばいいかわからないな。
と迷っている方に
病院や学校を多く手がける組織設計事務所で働く一級建築士の私が
建築設計の転職エージェントの選び方について、実務の視点から解説します。
私は新卒で入社した大手メーカーから、病院や学校を手がける組織設計事務所へ転職した経験があります。転職活動では複数のエージェントに登録し、実際にサポートを受けながら転職先を決めました。今回はその経験をもとに、建築設計の転職でエージェントを比較するときの基準をお伝えします。
- 建築設計の仕事で転職を考えている方
- 転職エージェントの違いがよくわからない方
- どのエージェントに登録すればいいか迷っている方
次のいずれかに当てはまる方は、ぜひ最後までご覧ください。
- 転職エージェントと直応募・紹介の違い
- エージェントを比較するときに見るべき基準
- 建築設計の転職で気をつけたいポイント
転職エージェント選びで迷わないための判断材料をお伝えできればと思います。
それでは、順に見ていきます。
転職エージェントを使う意味
まず押さえておきたいのは、転職の進め方には主に3つの方法があるということです。
エージェントを使う方法、企業に直接応募する方法、知人からの紹介を受ける方法です。
直応募は自分のペースで進められますが、企業とのやりとりや条件交渉はすべて自分で行う必要があります。
紹介は話が早く進みやすい一方で、選べる求人の数は限られます。
エージェントは求人数が多く、条件交渉や日程調整を代行してもらえる点が大きな利点です。
ただ、担当者によって紹介される求人の質にばらつきがあるのも事実です。建築設計の仕事は専門性が高いため、業界の事情を理解した担当者に当たるかどうかで満足度が変わります。
また、在職中に転職活動を進めるか、退職してから進めるかによっても、エージェントの使い方は変わってきます。
在職中であれば、収入が途切れる心配をせずに、条件に合う求人をじっくり探せるという利点があります。
質問: 転職時に実際に使った手段(エージェント/直応募/紹介)と、そこで実際に言われたことは何ですか。
T.T: 私はエージェント経由で転職活動を進めました。最初の面談で、これまでの実務経験をどう職務経歴書に落とし込むかを一緒に整理してもらえたことが印象に残っています。
比較で見るべき3つの基準
エージェントを比較するときは、次の3点を確認することをお勧めします。
ひとつ目は、総合型か建築・建設に特化した型かという違いです。
総合型は求人数が多く、幅広い業界を見渡せるという利点があります。特化型は業界の事情に詳しく、専門性の高い求人を紹介してもらいやすい傾向があります。
ふたつ目は、対応しているエリアです。地方での転職を考えている場合、都市部中心のエージェントでは求人が少ないことがあります。
みっつ目は、担当者との相性です。同じエージェントでも、担当者によって提案の質が大きく変わります。
複数の担当者と話してみて、自分の希望を丁寧に聞いてくれるかどうかを見極めることが大切です。
初回の面談で、これまでの経歴や希望条件をどれだけ具体的に聞いてくれるかは、良い判断材料になります。
逆に、こちらの話をあまり聞かずに求人を送ってくるだけの担当者であれば、別のエージェントも並行して試してみることをお勧めします。
実際に使ってみて感じたこと
私が転職活動をしたときは、複数の転職サイトに登録しました。実際に転職が決まったのは、そのうちのひとつのエージェント経由でした。
職務経歴書の添削や、面接前の対策など、ひとりでは気づけない部分を補ってもらえたことが助かりました。
一方で、こちらの希望と少しずれた求人を紹介されることもありました。そのときは、遠慮せずに希望条件を伝え直すようにしていました。
エージェントはあくまでサポート役であって、最終的に決めるのは自分自身だという意識を持つことが大切だと感じています。
具体的な転職の経緯については、以下の記事にまとめています。
【転職体験談1】新卒5年目の一級建築士が大手企業を退職して中小企業へ
質問: エージェントとのやりとりで実際に言われた、印象に残っている一言はありますか。
T.T: 担当者から「実務経験は伝わるが、成果を具体的に語れると強くなる」と言われ、職務経歴書を書き直した経験があります。
面談では、これまでの経歴だけでなく、どんな働き方をしたいかも合わせて伝えるようにしています。
担当規模や役割、意匠か構造か設備かといった専門分野は、伝え方次第で紹介される求人の精度が変わります。
複数のエージェントを併用する場合は、同じ求人を重複して紹介されることもあります。
そのときは、どちらの窓口から応募するかを事前に決めておくとトラブルを避けやすくなります。
また、紹介された求人が希望と合わないと感じたときは、遠慮せずに理由を伝えることをお勧めします。
理由が具体的であるほど、次に紹介される求人の精度も上がっていきます。
在職中に転職活動を進める場合は、面談や書類提出のスケジュール調整も負担になりがちです。
オンライン面談に対応しているエージェントを選ぶと、業務の合間でも進めやすくなります。
建築設計の転職で気をつけたいポイント
ここで一度、整理します。建築設計の仕事は、事務所ごとに扱う分野や規模が大きく異なります。
住宅系、組織設計、ゼネコンの設計部など、同じ「設計職」でも働き方はさまざまです。
エージェントに希望を伝えるときは、どんな建物を、どんな立場で設計したいのかを具体的に伝えることをお勧めします。
ただ、希望条件をすべて満たす求人に出会えるとは限りません。条件に優先順位をつけておくと、エージェントからの提案を判断しやすくなります。
ポートフォリオや作品集の準備にも、思っている以上に時間がかかります。
早めに整理しておくと、良い求人が出たタイミングですぐに動くことができます。
退職のタイミングも、現在の担当案件や引き継ぎを考えると、想定より調整に時間がかかることがあります。
円満に退社できるよう、余裕を持ったスケジュールを組んでおくことをお勧めします。
まとめ
今回は建築設計の転職エージェントについて解説しました。
比較のポイントは、総合型か特化型か、対応エリア、担当者との相性の3点です。
エージェントはあくまでサポート役であり、最終的な判断は自分自身で行うものだと感じています。
建築設計の仕事は専門性が高い分、業界の事情に理解のある担当者と出会えるかどうかで、転職活動の進めやすさが大きく変わります。
焦って決めず、複数のエージェントや求人を比較しながら、納得できる転職先を選んでいただければと思います。
建築・設計職の求人を扱うエージェントとしては、doda、ビズリーチ、type転職エージェントなどが知られています。ご自身の希望条件に合わせて、複数登録して比較してみることをお勧めします。
『転職2.0 日本人のキャリアの新・ルール』
村上臣 著/SBクリエイティブ/2021年4月
エージェントに会う前に、自分がどこへ向かいたいのかを言葉にしておくと、面談の中身が変わります。著者はLinkedIn日本代表の村上臣さん。転職を「今より良い会社へ移ること」ではなく、自分の市場価値をどこに置くかという話として捉え直してくれます。私が転職を決めたときのバイブルでした。
今回の記事は以上です。ここまでお読みいただきありがとうございました。
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